| イネゲノム解読の「精細版」完成 中国の科学者も参加 |
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| 2005/08/12 |
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日本、米国、中国などの科学者は11日発売の英ネーチャー誌で、「イネゲノム配列精細版」がすでに完成、そのカバー率と精確度はともに、以前発表した概念版(ドラフト・シーケンス)よりはるかに高いと報告した。現在、高等生物の中で、最も精確で、最も完全な解読作業の一つだという。 この「国際イネゲノム解読計画」は1998年に始まり、日本、米国、中国など10カ国・地域が参加した。今回作成された水稲ゲノム精細版は、水稲中の3万7500の遺伝子の位置を決めるだけでなく、他の動植物に先駆けて動原体の解読も完了した。水稲の1、4、10号染色体の解読はすでに済んでいたが、残りの解読を日本(5本)、米国(2本)、中国台湾(1本)、フランス(1本)が完了させ、インド、韓国、ブラジルも一部染色体の解読作業に参加した。 2002年末、科学者たちは水稲ゲノムの概念版の作成を一応終えた。中国科学院上海生命科学研究院国家遺伝子研究センターがこの大規模な国際的研究活動に参加した。同センターの専門家は、新華社記者のインタビューで次のように説明した。概念版の作成で、中国の科学者は水稲4号染色体の細かい配列測定・分析作業を終えた。続く精細版の作成でも、中国は国際協力に積極的に参加し、インディカ、ジャポニカ両亜種間の全ゲノム配列の比較および動原体配列の分析作業を引き受け、完成させた。 また、中国の科学者は水稲4号染色体配列の4つの物理的空白と300近い配列の空白を埋めた。こうして4号染色体はいまも解読の最も完全な染色体の一つになっている。 水稲は最初に解読の進められた農作物だが、世界の半数の人々にとって、水稲は生存のための最も重要な食糧作物。「国際イネゲノム解読計画」では、次のようにみている。解読作業は水稲の改良にとって極めて重要である。解読で得られた精確な配列を基に、農業にとって重要な性状をもつ水稲の遺伝子を鑑定することができる。例えば生長習性に影響する遺伝子の鑑定によって収量を高め、光周期遺伝子の鑑定によって、優良栽培稲の栽培範囲を広げるなど。こうして農業がますます制約を受けている時代に、日増しに拡大する世界の食糧需要を満たすことができる。 (北京8月11日発新華社) |